インド・ネパールのコト
2022.04.22

ネパール料理って、どんな料理?【Vol.02】カトマンズに古くから暮らすネワール族の「ネワール料理」

ー ナマステ ー

「日本の皆さんに、少しでもネパールの美味しい食事を知ってもらいたい!」
そんな想いで、この記事を書いています。

前回はネパール全土で食されている代表的な料理をご紹介しましたが、
ネパールの食文化はとても多彩で、宗教・民族、地域によって特徴があります。

ネパールはヒンズー教徒が最も多いですが、仏教徒やイスラム教徒も暮らす多民族国家。
それぞれに食べているものが異なります。
また、インドやチベット・中国の影響も大きく受けてきました。

そんな独自の発展を遂げた多様な食文化を、数回に分けてお伝えしていけたらと思っています。

今回、さっそくご紹介するのは「ネワール族」の食文化です!

「ネワール族」は、古くからカトマンズ盆地に暮らしている民族。
独自の文明を築き上げ、言語や建築・美術・宗教などの分野で高度な発展をとげてきました。
首都カトマンズにある世界遺産の王宮や寺院の多くは、彼らが創り上げたものなんですよ。

彼らはお祭りの際にお酒を振る舞う文化があるため、
ネワール族の食事にはお酒に合うものがたくさん!
種類がとても豊富なネワールの料理ですが、そのうちの一部をご紹介しますね。

①お酒にもピッタリな肉料理【チョエラ(Choyela)】

ネワールの人たちは、水牛を好んで食します。
チョエラは、その水牛を用いた代表的な肉料理。
お肉を直火で焼いたのちに、たくさんのスパイスで和えます。

ピリッと辛めの味付けが特徴!
歯ごたえがあって、とても美味しいですよ。お酒のお供にも最高です!
思わずビールが飲みたくなっちゃいますね。

②ネパールのピザ「チャタモリ」

日本のピザのような、お好み焼きのような料理です。
生地に使用されているのは「米粉」。
ひき肉や、たまご、細かく刻んだ野菜などをトッピングして焼き上げます。

日本の皆さんに馴染みのある食材が使われているので、きっとお口に合うはず!

③豆で作ったお好み焼き「バラ(ウォー)」

こちらは、なんと「豆」で作ったお好み焼き。
ネパール語で「バラ」、「ネワール語」でウォーと呼ばれています。

豆を水につけてふやかし、すりつぶしながら塩やスパイスを練り込んで生地にします。
小麦粉とは違った、サクサクとした食感が楽しめる一品。チリソースをつけていただきます。

現地の日本人旅行客にも、とっても好評なんですよ。
もしネパールに旅行することがあれば、ぜひ食べてみてください!

ネワール族の食文化、いかがでしたでしょうか?

食べ物を通して、ネパールの文化や民族に少しでも
ご興味を持っていただけたらとっても嬉しいです!
次回はヒマラヤ料理についてご紹介できたらと思います。

ぜひ遊びにきてくださいね。

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